からわんべー
カラワンベー
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大正末に橋から落ちて溺れた少女の死を、村人はカラワンベーに引き込まれたためと語った。
- 細部
- 大正の終わり頃、尋常小学校の二年に通っていたおせんという少女が、橋の上から川へ落ちて流され、命を落とした。村の人々はこの事故を、水に棲むものが少女を水底へ引き入れたのだと受け止めた。カラワンベーはこの地域で河童を指す呼び名で、近隣ではカーランベとも言う。現実に起きた水難が、そのまま怪異の実在を裏づける出来事として語り継がれている点に特徴があり、子どもを川に近づけないための戒めとしても働いてきたと考えられる。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第二章伝説の水の伝説、かっぱの伝説の項による。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ