からすのくちまね
カラスの口真似
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 烏の鳴き声をまねると口の端が切れて荒れると信じられていた戒めの俗信。
- 細部
- 信濃では、烏の声をまねて鳴くと口角が裂けて荒れると言い伝えられてきた。この症状は土地の言葉でゴキズレ、あるいはアクチと呼ばれる。同じ内容の言い伝えは信濃に限らず、駿河や紀伊、越中、讃岐といった各地にも見られると報告されており、広い範囲で共有された俗信であったことがわかる。鳥の声をまねる遊びは子どもの間で日常的だったはずで、身近な体の不調と結びつけることで、みだりに鳥をまねるなという戒めが働いた。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』に載る藤澤衛彦の研究、カラスの翼と伝説に記録がある。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ