すみつぼのいと
墨壺の糸
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 海や川で泳ぐ前に足首へ墨壺の糸を結んでおくと河童から身を守れるという、小川町に伝わる俗信。
- 細部
- 宇城市小川町での聞き取りによれば、海や川へ泳ぎに出かける前に、足首へ墨壺の糸をひとかけら結わえておくとよいとされていた。墨壺は大工が使う道具で、そこから伸びる糸を身につけておくことで、水に潜む河童から足を守れると考えられていたのだという。特別な祈祷や呪文を必要とせず、身近な道具の糸を結ぶだけという手軽さから、泳ぎに出る子供たちのあいだで広く実践されていたのだろう。
- 広まり方
- 1952年の『みんぞく』所収、丸山学「民俗信片―十一―」に記録がある。
- 地域
- 熊本県宇城市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ