やながわのかっぱよけとすいしうらない
柳川の河童避けと水死占い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 柳川では胡瓜の香りや唾液で河童を避け、溺死者の様子や水面の唾で河童の仕業や居所を判じたという。
- 細部
- 柳川のあたりでは、河童から身を守るための知恵がいくつも語られてきた。泳ぎに出る前には胡瓜の端を切り、その切り口を両足の踵にすり込んでおく。この香りがあれば河童に引き込まれずに済むという。泳ぎに入る折、「河童と逆相撲を取れ」と口にすれば、河童はどこかへ消え去ってしまうという。これは頭の皿の水がこぼれて力を失うのを、河童自身が恐れるためだろうと説かれている。ほかにも、唾を自分の尻に塗っておく、あるいは水面へ唾を吐いて広がらない箇所を探るという占いめいたやり方もあった。水死した者を引き上げたとき、尻の穴が開いたままになっていれば、それは体内の腸まで抜き取られた証しで、もう助からないとされた。
- 広まり方
- 1922年の『民族と歴史』所収、SS生「民族短信民俗談片」、および1975年の『あしなか』所収、石川純一郎「河童禁呪」に記録がある。
- 地域
- 福岡県柳川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ