やまとのかっぱとさけどっくり
大和の河童と酒徳利
国内
未確認生物
- どんな話か
- 命を助けられた礼に尽きぬ酒の徳利を贈り、一方で駕籠かきを化かしては懲らしめられたという。
- 細部
- 間門の川筋には河童の話がいくつも残る。五郎兵衛という百姓が橋のたもとで河童を助けると、その夜に礼として訪ねて来て、いくらでも酒の出る徳利を置いていった。酒に溺れる暮らしを断とうと決めた五郎兵衛が、教えられたとおり底を叩くと、それきり一滴も出なくなったという。馬を洗っていて引き込まれかけたが、手を合わせて詫びる相手を許し、徳利のほかに子どもが泳いでも危なくない場所には片葉の葦を生やすと約束させた話も伝わる。他方、大山街道の駕籠かきは、乗せた武士や美女が着く頃には消えているという目に何度も遭い、仲間と示し合わせて河童を捕らえ懲らしめたと語られる。
- 広まり方
- 1964年の『あしなか』所収、根本行道「カッパの盆唄」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県大和市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ