かっぱ
河童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 河童が田に水を引いた礼として庄屋の娘を嫁にと求めたが、婚礼道具の瓢箪が水に沈まなかったため娘は嫁がずに済んだという。
- 細部
- 日照りに苦しむ田へ水を引いてやる代わりに、河童が庄屋の家に娘を嫁として差し出すよう迫ったという話が伝わっている。約束のとおり婚礼の支度が整えられたが、いざ祝言の道具として用意された瓢箪を水に浮かべてみると、これが沈むことなくいつまでも浮いたままであった。水中に引きずり込む算段だったとみられる河童は、目当てを果たせぬまま引き下がるほかなく、娘は河童のもとへ嫁ぐことなくすんだのだという。この類の話は動物が人間の娘を嫁に求め、知恵比べの末に破談となる『猿婿入り』の系譜に連なるものとして、民俗学の研究でもしばしば取り上げられる。
- 広まり方
- 1976年の『四国民俗』に掲載された、谷原博信「猿聟入譚について」の中で紹介されている。
- 地域
- 長崎県雲仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ