てんりゅうむらのたでをきらうかっぱ
天龍村の蓼を嫌う河童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 麦作りの時季にどこからか現れてよく働き、蓼の汁を口にして去ったという若者の正体。
- 細部
- 福島の金田家には、素性の知れない者がふらりと訪れて麦の耕作などを手伝っていったという言い伝えがある。見かけは二十歳前後の若者だったという。同じ土地には続きのような話も残る。麦代つくりの季節にやってきた男はよく働いたが、蓼を入れた味噌汁を口にして以来姿を見せなくなった。翌年また戻ってきたものの、その働きぶりを妬んだ者が汁へ蓼を混ぜたため、男は血を吐きながら淵へ身を投げたという。人並み外れた働き手が水の生き物の化身だったと後から語られる型である。
- 広まり方
- 1959年の『西郊民俗』所収、最上孝敬の稲作と水神と、1984年の『伊那』所収、大平巌の平岡の伝説に載る。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ