しずくいしのかっぱのみょうやくときゅうりぬすみ
雫石の河童の妙薬と胡瓜盗み
国内
未確認生物
- どんな話か
- 助けた河童から傷薬を授かった話や、胡瓜を盗み食う河童、皿を突くと死ぬという特徴を伝える三話。
- 細部
- 馬の手綱につかまっていた河童を亭主が殺そうとしたところ、河童は助命と引き換えに内傷に効く妙薬の作り方を教えたのだという。この薬は一子相伝としてその家に代々伝わっていると語られている。また河童淵と呼ばれる場所では近年まで河童の出現が伝えられており、胡瓜畑に来てはこっそり盗み食っているところを見た者もあったという。ガンジヤ川にあるカッパ淵と呼ばれる場所の河童は、三歳ほどの子供くらいの背丈で体全体が赤く、頭には皿の形をした部分があり、そこを麻殻で突くと死んでしまうとされる。水中で子供を襲って尻の穴から肝を取って食うことが多く、わずかな水にも身を隠せる三寸の水隠れという術を使うのだという。
- 広まり方
- 1931年刊『郷土研究』所収、田中喜多美「河童の伝へた家伝薬其他」や、同年刊『旅と伝説』の「岩手雑纂」に記録がある。
- 地域
- 岩手県雫石町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ