しずくいしのかっぱがうばうこどものきも
雫石の河童が奪う子供の肝
国内
未確認生物
- どんな話か
- カッパ淵に棲む河童が子供を溺れさせて尻から肝を取って食べるとされ、大正期にも溺死者が出たと伝わる話。
- 細部
- カッパ淵と呼ばれる場所には、昔からカッパが棲みついていたのだという。子供を水に引き込んで溺れさせ、尻の穴から手を入れて肝を取って食べてしまうとされ、大正期に入ってからも何人かの子供がこのカッパに引かれて命を落としたと伝わる。カッパは三歳児ほどの大きさで体は赤く、頭には皿があり、この皿を麻殻で突くと死んでしまうのだという。また、岩手郡御所村字北の浦では、馬を川に引き込もうとして失敗したカッパが馬舟に隠れていたところを家の主人に捕らえられ、村に災いをもたらさないと約束して放してもらったという話も伝わっている。
- 広まり方
- 1931年刊『旅と伝説』所収、田中喜多美「郷土伝説 岩手雑纂」に記録がある。
- 地域
- 岩手県雫石町
- 年代
- 大正時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ