しらかわのせっきょうでしずまるかっぱ
白河の説教で鎮まる河童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 源八沼などに棲んだ河童が馬や人を引き込んだが、僧の説教や証文でおとなしくなったという話。
- 細部
水死した者について、河童に殺されたのだと語られることがある。源八沼にはかつて河童が棲みつき、馬や人を沼に引き込んでは害をなしていたが、あるとき中寺の飼い馬に悪さをしようとして、逆に寺まで連れて行かれる格好になり、住職から説教のうえ一札を入れさせられてからは、そのいたずらがぴたりと止んだという。子供を引き込んだり馬をさらったり、雨の夜に女に化けて通行人を呼び止めたりもしていたが、常在院の源翁禅師の説教でおとなしくなったとも伝わる。
あるときは馬を引き込もうとして捕まり、お膳が必要なときには沼に来れば貸してやると約束して逃してもらったが、借りたお膳を返さない者が出たため、以後は貸してくれなくなったという。ゲンパツ沼でも河童が馬を引き込んだため、和尚に拝んでもらったところ現れなくなったと伝わる。
- 広まり方
- 1977年刊行『常民』(中央大学民俗研究会)と1989年刊行『番沢の民俗』(東京女子大学史学科民俗調査団)の両方に記録がある。
- 地域
- 福島県白河市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ