おたりのさかなをとどけるかっぱ
小谷の魚を届ける河童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 金物を嫌い、悪戯もすれば魚も届ける水の妖怪で、腕を抜かれた話などが伝わる。
- 細部
- 小谷のかっぱは、木の鉤に魚を刺して家まで届けてくれることがあったが、金物の鉤をこしらえて渡すと二度と来なくなったという。金物をひどく嫌うとされ、川で溺れた者のシリノコを抜くとも語られた。人に化けて食べ物をねだりに来たときには、夕顔のけんちん汁を出されて口をやけどし、あわてて逃げ出したという話もある。毎晩のように便所に現れて人の尻を撫でるので、ある夜そこにいた者が腕をつかんで引き抜いてしまった。かっぱは後から返してくれと頼みに来て、悪さをしないと約束したので腕を戻してやったところ、礼として毎晩魚を運ぶようになったと伝える。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、かっぱの伝説の項にまとめられている。
- 地域
- 長野県小谷村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ