ながおかのかっぱのうらみとすいなんよけ
長岡の河童の恨みと水難除け
国内
未確認生物
- どんな話か
- 片腕を切り落とされた河童の恨みで子孫に黒い筋が残る話や、水難除けの禁忌、命乞いに応じて秘薬を授かった話が伝わる。
- 細部
「河童六」とあだ名される百姓の家では、先代が河童と争って片腕を切り落とし、哀願されても腕を返さなかったため、その恨みで子孫の手には代々黒い筋が残るのだという。河童は胡瓜を好むとされ、供えた胡瓜の匂いが取れるまで泳いではならないと戒められる一方、南瓜の花は河童が嫌うため腰につけて泳げば水中に引き込まれずに済むともいう。仏に供えた飯を持って水に入っても河童の害を免れるとされた。
また、馬を狙って池に現れた河童を殺そうとしたが、涙ながらに命乞いをされたため見逃してやったところ、そのお礼にと、傷の血止めに使う石の扱い方を授かったという逸話も残る。三島町の金助家では、馬にすがりついて厩まで来た河童を家人が見つけたが、命乞いに応じて逃してやったところ、打ち身に効く「河童のアイス」という妙薬を授かり、それを商っていたと伝わる。
- 広まり方
- 『郷土研究』1915年掲載、外山旦正「越後の河童」、『高志路』1935年掲載、長谷川正「河童の話」、同誌1957年掲載、金塚友之亟「『蒲原低湿地帯』のあれこれ(12)」、および1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一「河童」の各項に記録されている。
- 地域
- 新潟県長岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ