みなまたのついたちとかっぱのかわくだり
水俣の朔日と河童の川下り
国内
未確認生物
- どんな話か
- 氷の張るころの朔日を境に、河童が山から下りて川に入るという水俣市の短い言い伝え。
- 細部
- 水俣市に伝わる言い伝えによれば、氷朔日、すなわち氷の張るころを迎える月の一日を境として、河童は山を離れて川へと下りてくるとされる。ふだんは山に潜んでいると考えられている河童が、寒気の厳しい時季の朔日になると住みかを川へ移すという、季節の移ろいと河童の所在とを結びつけた素朴な言い伝えである。ごく短い記録ではあるが、河童が一年のうちに山と川のあいだを行き来する存在とみなされていたことをうかがわせる。
- 広まり方
- 1985年の『季刊人類学』所収、奥野広隆「山にのぼる河童」に記録がある。
- 地域
- 熊本県水俣市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ