まつもとのかっぱとうりそなえ
松本の河童と瓜供え
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川で泳ぐとシリノコを抜かれると恐れられ、瓜を供えて水神とともに祀られた河童。
- 細部
- 東原の丸山家では河童の供養を行っており、初なりの瓜を二、三本、水神へ供えてから南無水神様と唱えて川へ投げ入れた。河童は瓜を好むとされていたためである。一方で子供に向けては、川で水浴びをすればシリノコを抜かれるから入ってはならないと繰り返し戒められた。深い淵はとくに危ないとされ、保福寺川の丸山どぶという場所は、そこで泳ぐと河童に捕まえられると言い伝えられていたが、昭和二十年ごろに姿を消したという。河童の指は三本で、その指を鋏のように使ってシリノコを抜くのだとも語られた。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、水の伝説のかっぱの伝説の項に五例が並ぶ。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ