くるめしのはちえもんとかっぱのしかえし
久留米市の八右衛門と河童の仕返し
国内
未確認生物
- どんな話か
- 久留米市には八右衛門と河童の仕返し話や、水天宮の玩具、節句の供物など河童除けの習俗が伝わる。
- 細部
- 久留米市に伝わる河童にまつわる話をまとめたものである。江戸時代の寛永年間、八右衛門という人物が昼寝をしていた河童を切りつけたところ、その河童が仕返しにやって来たという言い伝えがある。市内に鎮座する水天宮は、江戸期の随筆『甲子夜話』の記述にちなみ、河童竹や河童鈴、河童人形といった玩具を授与していることでも知られる。また、5月の節句には筍を食べるほか、米飯に竹の根を添えて水天宮に供えたあとに川へ流す習俗があり、これは河童がこの地方の人々の食べる恐ろしく固いものに驚いて手を出さなくなるからだとされる。さらに4月には、日を定めずに子供組が宿を決めて集まり、竹竿にいろいろな品を付けて川の神を祭る行事もあり、これも河童に引き込まれないようにするための行いだという。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』に載った中田千畝の報告「河童の妙藥」、1935年の同誌に載った須田元一郎の報告「九州北部の伝説玩具」、1988年刊行の『福岡県史』所収、古賀正美・小西高昭による年中諸祭の報告に、これらの話が記録されている。
- 地域
- 福岡県久留米市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ