くまもとのかっぱすいなんとなんよけ
熊本の河童水難と難除け
国内
未確認生物
- どんな話か
- 泳いでいた子供が河童に引かれて命を落とす話や、難を逃れるまじない、河童の腕と交換で妙薬を得た話などが伝わる。
- 細部
- 堤や川で泳いでいた子供が河童に引き込まれて命を落としたという水難の言い伝えが複数残る。ある家では、易者に十五歳で河の主に引かれると予言された子が、道中で出会った峠の装束の人物の助言に従って泳ぐ時刻を遅らせ、難を逃れたという。難除けのまじないとして、乾した仏飯を竹筒に納め紐で首から提げて泳ぐ、あるいは指先を鳳仙花で赤く染めておく方法も語り継がれている。河童の腕が誤って網にかかり切り落とされた話も伝わり、取り戻しに来た子河童との引き換えに赤痢止めの薬の作り方が授けられたという。
- 広まり方
- 1931年の『民俗学』所収、松本友記「河童の話(三)」に水難の話が、1975年の『あしなか』所収、石川純一郎「河童禁呪」にまじないが、1985年の『季刊人類学』所収、奥野広隆「山にのぼる河童」に腕の話が、それぞれ記録されている。
- 地域
- 熊本県熊本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ