かごしまのかっぱのほねつぎひでん
鹿児島の河童の骨接ぎ秘伝
国内
未確認生物
- どんな話か
- 河童に掴まれた足の手を切り取った接骨師が、七日目に返してやると骨接ぎの秘伝書を授かった話。
- 細部
明治三十四、五年ごろのこと、ある接骨師が夜に水浴びをしていたところ河童に足をつかまれ、驚いてその河童の手を切り落として持ち帰ってしまった。河童は毎晩のように手を取り返しに来たが、接骨師はなかなか返そうとしなかった。すると七日目の晩、河童は泣きながら、七日を過ぎると二度と体に付かなくなってしまうと訴えたため、ついに手を返してやった。すると翌朝、家の前に骨接ぎの技法を記した書物が置かれていたという。
このほか、釣った魚の目を河童がくり抜いてしまうことがあるものの、河童の機嫌さえ損なわなければかえって大漁に恵まれるとも語られる。さらに河童は決して自分の姿を人に見せず、山中で一人になった者に体を巻きつけては爪で全身をかきむしるものの、その正体は最後まで見えないままだという話も伝わっている。
- 広まり方
- はやと 1937年掲載、川畑清香・榮繁男の会員報告、および民俗学 1930年掲載、松本友記「河童の話」による。
- 地域
- 鹿児島県鹿児島市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ