いわいずみまちのなやでさかもりするかっぱ
岩泉町の納屋で酒盛りする河童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 豪家の納屋で酒盛りをしていた赤顔皿頭の子供が河童だったという岩泉町の河童譚。
- 細部
- ある豪家の納屋では、魚や酒が毎夜きれいになくなる出来事が続いていた。ひそかに見張っていると、夜更けに12、3歳ほどの子供たちがぞろぞろと納屋へ入り込み、酒や魚で大酒盛りを始めた。主人が怒鳴り込むとたちまち逃げ去ったが、逃げ遅れた一匹を見ると、赤い顔に皿頭をした河童であった。二度と悪さをしないという証文を書かせて放してやったという。ほかにも、兎に利用されて塩をもらった河童や、女わらしを引き込んで尻の玉を抜く河童、胡瓜や蚕の蛹を好むごちてんのう、大淵で砂をかけてくる子供のような河童など、さまざまな話が伝わっている。
- 広まり方
- 『郷土趣味』1924年、佐々木喜善「ザシキワラシの話」および『芸能』1961年、国学院大学説話研究会「岩手県下閉伊郡安家村大平・坂本の口承文芸(三)」にまとめられている。
- 地域
- 岩手県岩泉町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ