いいだのふちぬしがかすいりようのしな
飯田の淵主が貸す入り用の品
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大和見淵の主に頼めば入り用の品を貸してくれたが、返済を怠って以来断たれたという。
- 細部
- 村では入り用のものがあると、大和見淵に棲む者へ願い出て貸してもらう習わしがあった。頼めば必要な数だけが用意され、行事や寄合を滞りなく営むことができたという。ところがある折、返す約束をしておきながらそのままにした者がいた。これに立腹した淵の主は、それきり二度と応じなくなり、村は便宜を失った。人ならぬものとの間にも貸し借りの信義が成り立ち、それを破れば関係が断たれるという型の話で、椀貸伝説として全国に分布する語りの一つである。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第二章伝説の水の伝説、かっぱの伝説の項に載る。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ