かっぱ
河童
国内
未確認生物
- どんな話か
- 五島には河童にまつわる話が多く残り、相撲や霊媒、封じの祭り、悪戯など様々な形で語られている。
- 細部
五島には「があ太郎」と呼ばれる河童をめぐる話がいくつも残る。福江の町人が秋の夕暮れに石橋の上で相撲を取る河童と出くわし、勝負の末に片腕をもぎ取って持ち帰ったところ、毎晩取り返しに来るので返してやると、その家を守ると約束し、証として重い青石を置いていったという。今もその石は波止場の片隅にあるとされる。福江には河童の霊と心を通わせる拝み手もいて、川に棲む河童と相撲を好んで取り合い、その霊を介して病人の行く末を知ることができたと伝わる。
祇園祭(六月十三日)に続く十五日には河童封じの川祭りが営まれ、川にいるとされる五十匹の河童へ五十樽の酒が供えられる。また、五島侯に仕えた用人の宮崎貢が川端で見慣れぬ泡の塊に出会った後、下駄が橋板から離れなくなり裸足で帰る羽目になったという話もあり、河童の仕業かと噂された。
- 広まり方
- 1921年の『土の鈴』に載る久保清「島のがあ太郎」、1959年の『西郊民俗』の大島建彦「御霊信仰と水神信仰」、1981年の『続日本随筆大成』所収「寐ものがたり」など、複数の記録に伝えられている。
- 地域
- 長崎県五島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ