おおやまちょうのきゅうじゅうきゅうにんのしりをつめたたる
大山町の九十九人の尻を詰めた樽
国内
未確認生物
- どんな話か
- 馬子が相撲で河童に勝つと詫びに樽と手紙を託されるが、和尚が中身は人間の尻と見抜き難を逃れたという話。
- 細部
- 河童に相撲を挑まれた馬子が、取っ組み合いの末に皿の水をこぼれさせて勝ちを収めた。負けた河童は詫びのしるしとして大きな樽と一通の手紙を馬子に託し、向こうの沼まで手紙を届けてくれれば樽を開ける鍵を渡すと約束した。馬子はその言葉どおり沼へ向かおうとしたが、途中で立ち寄った寺で和尚にわけを話すと、和尚は河童の企みをすぐに見抜いた。実はその樽の中には、人間の尻が九十九人分も詰め込まれていた。手紙には、残る一人分は使いに来た男の尻で埋め合わせるようにと書かれていたのだった。和尚の機転によって馬子は難を逃れたと語られている。
- 広まり方
- 1979年の『伝承文学研究』所収、宮岡洋子「円岡邦枝媼の語る昔話―鳥取・中山町の昔話(一)―」に記録がある。
- 地域
- 鳥取県大山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ