かおじゅうめとおもうほどのおおきなめ
顔中目と思うほどの大きな目
国内
未確認生物
- どんな話か
- 熊野神社前の肴屋の顔が目ばかりに見え、その後身近な人の顔まで同じように見える奇妙な体験をした人の話。
- 細部
- 熊野神社の準胝堂の前に妙な肴屋が店を出していたので、ある人が近づいてその顔をのぞきこむと、なんと顔じゅうがすべて目であった。驚いてすぐ近くの床屋に飛び込み、そのいきさつを話していると、聞いていた床屋の内儀の顔までもが、いつの間にか同じように目ばかりの顔になっていた。慌てて自分の家に逃げ帰ると、今度は自分の妻の顔までもが大きな目ばかりに見えてしまったという。もっとも、この異変は一日か二日もすると自然に元の顔へ戻ったそうである。
- 広まり方
- 1920年刊『郷土趣味』所収、香具屋彌平「雑纂 狸の咄し」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ