かんてめ
カンテメ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 奴隷の娘カンテメが主人に純潔を奪われて自殺し、恋人の岩加那の前に亡霊となって現れたという悲恋伝説。
- 細部
- カンテメという美しいヒザ(奴隷の身分の娘)が、名柄を訪れた岩加那という男と恋に落ちた。ところがカンテメに思いを寄せていた主人がしつこく言い寄ってきたため、カンテメはこれをかたくなに拒み続けた。怒った主人はカンテメを監禁したうえ、ついにその純潔を奪ってしまい、絶望したカンテメは自ら命を絶ってしまう。事情を知らない岩加那は、ある夜道でカンテメとばったり出会い喜んだが、夜が明けるころにはその姿は木立の影へすうっと消えてしまった。岩加那が再会を喜んだ相手は、すでにこの世を去っていたカンテメの亡霊だったのである。
- 広まり方
- 1928年の『旅と伝説』掲載、茂野幽考「南西諸島の伝説(ニ)」に記録されている。
- 地域
- 鹿児島県宇検村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ