かんのんのたたり
観音の祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 山塚の観音像を運び出した者が具合を悪くし、恐れて元の場所へ戻したという言い伝え。
- 細部
- 焼尾峠まわりの石造物をめぐる聞き書きに残る話である。山塚に安置されていた観音像を、平岡の人が担いで別の場所へ移したところ、その者は体の具合を崩してしまった。像を動かしたことが原因だと考えて恐ろしくなり、もとの位置へ戻したという。峠道に置かれた石仏は動かしてはならないという禁忌が、実際の体調不良と結び付いて語り継がれた形で、道端の信仰物に手を触れることへの戒めになっている。
- 広まり方
- 1999年の『伊那』所収、久保田賀津男の峠道で継ぐ駅の旅の連載、焼尾峠の石造物を扱った回に記録がある。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ