かににゅうどう
カニニュードー
国内
未確認生物
- どんな話か
- 海に出る妖怪として、蟹と入道を組み合わせた名のものが挙げられている。
- 細部
- 海の怪として答えられた名で、甲殻の生き物と巨大な坊主という二つの像が一語に重ねられている。飯田は海に面しない土地であり、実際の目撃に基づくというより、海にまつわる知識として伝えられてきた呼び名と考えられる。同じ調査ではウミボーズの名も海の欄に挙がっており、内陸の村でも海の怪異が語彙として保たれていたことが分かる。姿の詳細や被害の内容は聞き書きに含まれず、名づけだけが残されている点で、呼称の分布を示す資料的な価値を持つ。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十編民俗知識、第一章俗信、第五節妖怪・幽霊の海に出る妖怪の項に載る。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ