いずしのたきぬしとくろくものおおがに
伊豆市の滝主と黒雲の大蟹
国内
未確認生物
- どんな話か
- 青葉の滝では岩と思っていたものが巨大な蟹で、三階滝でも旅僧が黒雲を吐く大蟹を鎮めたという話。
- 細部
- 釣り好きの男が伊豆市の青葉の滝へ出かけ、大きな岩だと思って腰掛けた場所が、実は巨大な蟹だったという話が伝わっている。この滝の主は蟹だとされてきた。別の言い伝えでは、梅雨明けしても雨がやまず霧の濃い年、茅野の三階滝の上を旅の僧が通りかかったところ、甲羅の大きさが1メートルほどもある大蟹が泡を吐きながら黒雲と霧を作り出していたという。僧が印を結んで祈ると、蟹は滝壷へと落ち、垂れ込めていた雲も晴れたと伝わる。以来、三階滝の一番上の部分は「かにだる」と呼ばれるようになったという。
- 広まり方
- 1989年刊『静岡県史 資料編23 民俗1』所収、野本寛一「心意の中の動物」に記録がある。
- 地域
- 静岡県伊豆市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ