かなやごさん
金屋子さん
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 飯南町に伝わる金屋子さんの禁忌で、女性や出産を嫌うとされ、炭竈の操業中に身内が産気づいた際は近くで飯を炊かなかったという。
- 細部
- 飯南町に伝わる金屋子さんに関する禁忌で、鑪による製鉄を営む人々の間で語り継がれてきた話である。金屋子さんは製鉄の神でありながら、女性や出産にまつわる穢れをことのほか嫌う性分だとされている。そのため、鑪に付随する炭竈が稼働している最中に、関係者の身内などに出産が近づいている者がいる場合には、その炭竈のすぐそばでは決して飯を炊かないようにし、少し離れた別の場所であらためて炊くことにしていたという。製鉄という仕事において、神の機嫌を損ねないよう細心の注意を払っていたことがうかがえる禁忌である。
- 広まり方
- 石塚尊俊の報告「鑪に於ける禁忌と呪術」として、1947年の雑誌『民間伝承』に飯石郡飯南町の事例が記録されている。
- 地域
- 島根県飯南町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ