かむろ
禿
国内
未確認生物
- どんな話か
- 禿の騒ぎに始まり、梅津へ来た貧乏神をえびす・稲荷・毘沙門天が撃退し退散を誓わせたという物語。
- 細部
- 左近丞という人物の屋敷では、ふだんは姿の見えない14、5歳ほどの禿たちが、いざ敵が攻めてくるとなると家の隅々から一斉に現れ出て、仲間を呼び集めようと騒ぎ立てたという。ほどなくして、肩のあたりで髪を切り揃え、柿色の帷子をまとい団扇を手にした貧乏神の一団が梅津の里へと押し寄せてきた。これを迎え撃った西宮のえびす三郎は武装して戦いを挑んだものの、貧乏神には歯が立たなかった。そこで十五人の童子を引き連れた稲荷がさらに加勢し、鞍馬の毘沙門天までもが眷属を率いて悪魔降伏の姿を現し剣戟を飛ばすと、貧乏神たちはたまらず逃げ出したという。最後には貧乏神の首領が捕らえられ、攻め立てられた末に、今後この地には二度と立ち寄らないと約束させられたと伝えられる。
- 広まり方
- 2001年の『伝承文学研究』に載った真下美弥子「『梅津長者物語』と『牛頭天王縁起』-お伽草子庶民物の塑像-」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ