かもこのぬし
加茂湖の主
国内
未確認生物
- どんな話か
- 加茂湖に棲む一つ目入道の水神が丘で馬に乗って遊んだことを咎められ、詫び証文を書かされたという。
- 細部
加茂湖には、一つ目入道の姿をした水神が棲んでいたと伝わる。あるとき、両津市潟端の丘まで上がってきて、繋がれていた馬に勝手に乗ってたわむれていたところを飼い主に見つかってしまい、詫び証文を書かされることになったという。その証文には、毎日新鮮な魚をるりの鉤にかけて届けるかわりに、鉤は毎朝そのつど返すことが定められていたというが、いつしか鉤が返されなくなってしまう。
これに怒った一つ目入道は、毎年正月十五日の夜になると鉤を取り返そうと湖から現れるようになり、中の堂を守る役目の者はその晩、身を清めて夜通し祈禱を捧げたと伝わる。馬にいたずらをする親しみやすい一面と、約束を破られて怒る一面とを併せ持つ水神として語られている。
- 広まり方
- 1984年刊の『新潟県史 資料編23 民俗2』所収、浜口嘉寿夫による伝説の記録に基づく。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ