かみさまおくり
カミサマオクリ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 神々が出雲へ発つ旧暦九月末に餅や団子を供えて送る行事で、不平を言うのは強く忌まれた。
- 細部
- 旧暦九月の二十五日から二十六日ごろ、えびす様を除く神々が出雲へ出かけるとされ、餅をついたり団子をこしらえたりして神棚に供え、カミサマオクリを行う。農作業の忙しい盛りにあたるが、支度が面倒だと口に出すことは戒められた。かつてご馳走を用意しなかった家の子どもが焼け死んだと語られており、行事を欠いたり不平を漏らしたりすることの報いとして伝えられている。年中行事が守られる理由を、実害の記憶で裏打ちした事例である。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の年中行事、神去来の供え物の項に載る。
- 地域
- 長野県天龍村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ