ことざきさま
琴崎様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 琴崎様の祭日3月3日だけ磯への立ち入りが許され、神が現れ波が騒ぐと「髪の命婦」がひるまず掬い上げたという。
- 細部
- 対馬市上対馬町に伝わる、琴崎様と呼ぶ神をめぐる話である。ふだんは立ち入りを禁じられている社前の磯も、祭日である3月3日に限っては人が入ることを許されたという。この日、神が姿を現すと波面がさざめき立ち、居合わせた「髪の命婦」という役の者は恐れる様子も見せずにその様子を掬い上げるようにして受け止めたと伝わる。特定の日にだけ神域への立ち入りが解かれるという規制の形は、対馬の海辺に伝わる神祭りの一形態を示す例といえる。
- 広まり方
- 1979年の『日本民俗学』に載る永留久恵「対馬における蛇神の伝説」に記録されている。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ