かみさま
神様
国内
未確認生物
- どんな話か
- 暴風で漂流した人々に神様が火を灯して新しい陸地を授けたので、生地と呼び毎年祭りで感謝を捧げるという。
- 細部
黒部市生地に伝わる地名由来の伝説。昔、激しい暴風に見舞われて舟が漂流し、陸にあった漁村までもが流されてしまうということがあった。舟は行き場を失い海上をさまよっていたが、やがて一点の光を頼りにたどり着くと、もとは湖であった場所に新たな陸地ができていたという。人々は神様がかがり火をともして与えてくれた土地だとしてこの地を生地と呼び、そのお礼として、毎年8月19日になると、かがり火を焚いた舟にえびす様の像を、神輿には大黒様の像をそれぞれ据えて、人々が連れ立って浜辺を巡る祭りが今も続けられている。
また、この由来にちなんで生地の阿弥陀堂浜には西ノ宮という社が建てられたが、以前あった宮の鳥居は今も海底に立ったままで、近くに網を入れると、今も残るその鳥居に絡みついてしまうのだという。
- 広まり方
- 1929年の『旅と伝説』に山崎善圀が記した「越中新川郡の説話」に、生地の地名由来として2話が記録されている。
- 地域
- 富山県黒部市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ