かみのたくせん
神の託宣
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 比良宮禰宜の子・太郎に天神が憑いて託宣を述べ、従者の老松が道真自身の流刑を暗示したという伝え。
- 細部
- 比良宮の禰宜であった神良種には、当時七歳であった太郎という子がいた。この太郎に天神が乗り移り、託宣を述べたときの文言が今に伝わっている。それによれば、天神には老松と福部という二人の従者が付き従っており、両者は気性の合わない間柄であったという。老松はどこへ行っても松の種をまき散らす性質を持つが、菅原道真自身はかつて夢の中で、まかれた松に流刑の兆しを読み取ったといい、これは道真の運命そのものを暗示していたとされる。さらに、後に社地と定められた場所には、実際に松が生い茂っていたとも伝えられている。
- 広まり方
- 2004年の『芸能史研究』に載った阿部由佳「世阿弥の作能法-『老松』を例として-」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ