かみなりさまのじゅうばこべんとう
雷様の重箱弁当
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大木の下で三段重ねの弁当を食べていた雷様の重箱を覗くと蛙のへその佃煮が入っており、蛙のへそが尽きて人のへそを狙うようになった。
- 細部
- 夕立が上がった後、大木の下で雷様が三段に重ねた重箱の弁当を広げて食べているところに出くわした者があった。こっそり覗いてみると、一番上の段には米の飯が詰められており、二番目の段には蛙のお臍を煮詰めた佃煮のようなものが入っていたという。さらに一番下の段まで見ようとしたところ、雷様は「これだけは人に見せるわけにはいかない」と言って、中身を明かさないまま逃げていってしまった。世の中の蛙のお臍をすっかり食べ尽くしてしまったために、雷様はその代わりとして人間のお臍を狙うようになったのだと語られている。
- 広まり方
- 1983年の『下野民俗』所収、高野福衛「馬頭町松野の昔がたり」に記録がある。
- 地域
- 栃木県那珂川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ