たきつぼのくも
滝壷の蜘蛛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 病んだ母のため滝壷のカラナシを取ろうとした兄二人が飲み込まれ、三郎が蜘蛛の化物を倒して助け出したという。
- 細部
- 三人兄弟の母親が病に伏し、ならの木になるカラナシという実が食べたいと言い出した。長男の太郎が滝壷のそばにたくさんなっていた実を手に取ろうとしたとたん、「だんだ、とんのは」という声とともに滝壷に引きずり込まれてしまう。次に向かった次郎も、水を飲もうとしたところを同じように吸い込まれてしまった。最後に三郎が滝へ向かうと、そこに現れたのは蜘蛛の化物であった。三郎がこれを退治すると、化物の左の鼻の穴から太郎が、右の穴から次郎が、それぞれ無事に出てきたという。
- 広まり方
- 1955年の『日本民俗学』に堀内正文が「秋田県の昔話―仙北郡外小友村―」として収めた。
- 地域
- 秋田県大仙市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ