かめありのにせきしゃ
亀有の偽汽車
国内
未確認生物
- どんな話か
- 明治時代、東京・亀有で夜な夜な逆方向から近づいてくる汽車の幻を見たという機関士の話があり、正体は轢かれた狢だったとして供養のための塚が寺に建てられたと伝わる。
- 細部
明治時代、常磐線沿いの亀有などで、夜遅くに走行中の汽車の前方から別の汽車が逆方向に向かって来るという怪現象がたびたび起きたと伝わる。ある晩、機関士が「幻覚に決まっている」とそのまま走らせたところ、悲鳴のような声とともに正体不明の汽車は消え、翌朝その付近で本物の汽車に轢かれた狢(むじな、狸に似た動物)の死骸が見つかったという。棲み処を壊された狢の仕業だろうと噂した人々は、その霊を弔うために見性寺に塚を建てた。
これが今も同寺境内に残る「狢塚」である。狐や狸が汽車に化けるという話は、鉄道が普及した明治期に全国各地で語られた「偽汽車」という怪談の一類型で、民俗学者の柳田國男や民話研究家の佐々木喜善もこの現象を考察の対象としている。
- 広まり方
- 地域の言い伝えとして口伝され、後に民俗学の研究対象として書籍やウィキペディアなどで紹介されるようになった。
- 地域
- 東京都葛飾区亀有(見性寺)
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ