かまのかみさま
かまの神様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 旧10月1日に出雲へ出かけるかまの神様の弁当として、団子や芋餅を重箱に詰めて供えたという。
- 細部
かまの神様は旧暦10月1日に出雲の国へ出かけていくとされ、この日はかまの神様の祭り日と呼ばれていた。前日の晩には菊の花とともに、神様の弁当として団子や芋餅を重箱に詰め、風呂敷に包んで木の祠の下に吊るしておく習わしがあり、古くはワラツトに詰めていたともいう。神様は恵比寿様に留守番を頼んで出発し、旧暦10月29日か30日の晩に戻ってくるとされ、翌11月1日の朝には旅つき粥を供えた。
出雲へ向かう道中ではカラスが鳴いて木の葉を落とすため、里人はカラスに向かって葉を落とさないよう声をかけたという。留守の間は榊の取り替えや毎朝の御飯の供えを休み、かまの神様に頼めば山に猪が出るのを防いでもらえるとも信じられていた。
- 広まり方
- 1971年の『西郊民俗』誌、鈴木孝司「遠州のかまの神様」にまとめられている。
- 地域
- 静岡県浜松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ