ふくしまのちのでないかまきず
福島の血の出ない鎌傷
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- つむじ風で空気に穴があき鎌形の傷を負うという鎌いたちの怪異、血は出ないと伝わる。
- 細部
- 福島市飯坂町では、鎌いたちに遭うと鎌で切られたような傷を負うが、不思議なことに血は出ないとされていた。中には水の中にいるときに切られたという者もいたという。この現象は「三月雷鎌いたち」とも呼ばれ、主に春先に起こるとされ、つむじ風が巻き起こることで空気に穴があき、それが人の肌を切りつけるのだと説明されていた。目に見えない風によって傷を負うという不可思議な現象を、いたちという生き物の名で呼びならわしてきた民間の解釈である。
- 広まり方
- 1964年の『民俗採訪』福島県信夫郡飯坂町茂庭調査(國學院大學民俗学研究会)に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ