かじきとう
加持祈祷
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 危篤の際は近親者7人が集まる「七人待」を行い、僧侶の読経の運び方で快方の兆しを占ったという。
- 細部
- 美浜町では家族が危篤になると「七人待」と称し、血縁の濃い主だった親類を七人呼び集めるならわしがあった。曹洞宗の寺から住職を招き、「大般若波羅蜜多理趣分経」という経典を唱えてもらって回復を願うが、住職の都合がつかない場合は病人の着物を一枚寺へ運び、同じように読経だけしてもらうこともあったという。このとき僧侶の読経がつかえず滑らかに進めば快方へ向かう兆しとされ、逆にとどこおるようであれば思わしくない知らせとして受け止められた。読経の調子そのものを病状占いの手がかりにする点が興味深い。
- 広まり方
- 1984年刊『福井県史 資料編15 民俗』所収、小林一男「死と霊」の「加持・祈禱」の記述による。
- 地域
- 福井県美浜町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ