かいつり
カイツリ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 正月14日、子供たちがゼンサスを持って家々を回るカイツリという行事があり、妊婦のいる家は品物を渡してはならないとされた。
- 細部
- 正月十四日になると、子供たちはワラを十文字に結んで作ったゼンサス(銭差し)を重箱に入れて持ち、決まった掛け声とともに家々を回って歩く。家の者は米や餅を用意して渡すのだが、子供たちは直接顔を合わせることを避け、物陰に身を隠しながら戸口に置かれたものを受け取っていく。このカイツリとの取引はいわば無言でおこなうものとされ、身重の女性がいる家では決して物を与えてはならないと戒められていた。もしこの決まりを破ってしまうと、生まれてくる子に言語障害が出てしまうと恐れられていたのである。
- 広まり方
- 『四国民俗』2000年掲載、内藤敏典「香川県の小正月」に記録されている。
- 地域
- 香川県綾川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ