かいこのかみさま
蚕の神様
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 十日夜にオッカドの木で作った箸の削り屑を保存し、翌年巳の日の大福作りの燃料に使うと、その煙に乗って蚕の神様が家にやってくるという言い伝え。
- 細部
- 10月10日にあたる「十日夜」には、オッカドの木を削って箸をこしらえ、その箸で小豆粥を食べる習わしがある。このとき箸を作るために出た木片は捨てずに大切にとっておき、翌年、巳の日に大福を作る際の焚き付けとして用いる。すると、このとき立ちのぼる煙に乗って、蚕の神様がその家を訪れてくれると伝えられている。行事の折に出るわずかな木片ひとつにも、次の年の蚕の豊作を願う心が込められた、養蚕地帯らしい言い伝えといえる。
- 広まり方
- 1982年刊行の『西郊民俗』に落合裕子が連載した「秩父地方の蚕神信仰(六)」に記録されている。
- 地域
- 埼玉県秩父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ