かいい
怪異
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 円空上人が元禄年間に乗鞍岳へ登り、大丹生ヶ池の怪異を鎮めるため千体の仏像と山彦人形を刻み、山頂や池底に置いて悪魔退散を祈願したという。
- 細部
- 飛騨高山に伝わる山彦人形には、その由来を記した添え書きが残されている。それによれば、円空上人は元禄年間に乗鞍岳へ登山し、頂上近くにある大丹生ヶ池に潜む怪異を、霊峰とされる魔王岳に封じ込めようと考えたのだという。円空上人はそのために千体もの仏像と、山の神を表す山彦の人形を刻み上げ、あるものは山頂に安置し、あるものは池沼の底へと沈めて、悪魔退散を祈願したと伝えられている。数多くの造仏で知られる円空上人が、山と池の怪異を鎮めるための祈祷にも取り組んでいたことを示す記録である。
- 広まり方
- 1935年の『旅と伝説』掲載、伊藤蝠堂「三重・岐阜・滋賀の伝説をもつ玩具」に記録されている。
- 地域
- 岐阜県高山市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ