あさくさなかみせのたぬきたたり
浅草仲見世の狸祟り
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 浅草の商家で半年続いた怪異が、先祖の竹薮伐採への祟りと噂され、狸の像を祀ることで鎮められたという。
- 細部
- 明治10年頃、浅草仲見世の大橋某家では、夜になるたび正体の知れない異変が起こり、半年ほど収まらなかった。原因は明らかでなかったが、かつて大橋家の先祖が伝法院の寺侍だった時代、浅草寺内の竹薮を切り開いたことが祟ったのではないかとの噂が広がった。そこで伝法院は怪異を封じ、庭内に鎮護大神として一社を設けた。その後、災難除けとして金属製の狸像が授与されるようになったと記録されている。鈴木凡太郎が1935年の『旅と伝説』に記した台東区の話である。
- 広まり方
- 『旅と伝説』(1935年)所収、鈴木凡太郎「伝説をもつ東京・神奈川・千葉の玩具」に記された話。
- 地域
- 東京都台東区
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ