かいぎゅう
怪牛
国内
未確認生物
- どんな話か
- 顔は牛、脚は馬という異形の獣が田畑を荒らし、片目の童子の姿をとった神が退治したと伝わる。
- 細部
- かつてカネノ村と呼ばれた地に、一匹の異様な牛が現れて作物を踏み荒らし、住人を苦しめた。顔は牛ながら脚は馬のようで、尾の先端には剣がつき、全身の毛は金釘のごとく硬かったという。そこへ左の一眼だけをもつわに口の童子が現れて獣を追い払う。童子は自らを鐘明神と名乗り、かつて殺された孕み牛が村を絶やそうとして復讐に来ているのだと明かした。夜半に獣がふたたび暴れたとき、童子はついにこれを討ち取ったと語られる。別の集落でも、村が滅びかけたところを片目の童が救ったと短く伝えられている。
- 広まり方
- 1964年の『民俗文化』に載る河合啓蔵の佐目のはじまり、および1977年の『フォクロア』所収、堀田吉雄の環鈴鹿山脈山村民俗小志に記録がある。
- 地域
- 滋賀県東近江市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ