みつけてんじんのひとみごくう
見付天神の人身御供
国内
未確認生物
- どんな話か
- 磐田の見付天神が求めた人身御供を、旅の僧が聞きつけた言葉を頼りに探し出した信濃の犬・悉平太郎が仕留めたという伝説。
- 細部
磐田市に鎮座する見付天神では、祭りの時期が近づくたびに白羽の矢がどこからともなく飛来し、突き立てられた家は娘を差し出す掟を負わされていた。差し出された娘は白木の棺に納められ、正体の知れぬ化け物の餌食になっていたという。延暦年間のある8月、たまたま通りかかった旅僧が、化け物同士が『信濃のシッペイタロウにだけは知らせるな』と話しているのを小耳に挟んだ。僧はその名を頼りに信濃国は赤穂村、今でいう駒ヶ根市に赴き、光前寺で飼われている犬のシッペイタロウを探し当てる。
この犬を見付まで連れ帰って化け物と戦わせたところ見事に討ち取り、正体は歳を経た狒々であったことが知れた。磐田側ではシッペイタロウの名で語られるこの犬は、駒ヶ根側ではハヤタロウ、あるいはシップウタロウの名でも呼ばれており、光前寺の境内には今も犬の墓が残されている。
- 広まり方
- 2004年の『甲斐路』掲載、影山正美「見付の裸祭りと人身御供伝説」に記録された話。
- 地域
- 静岡県磐田市
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ