かいび
怪火
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 明治初年、正衆寺裏山に現れた怪火の正体は慶長期の九鬼嘉隆襲来で戦死した武士たちの魂といい、古具足を祀ると鎮まったという。
- 細部
- 明治の初め頃、正衆寺の裏山に怪しい火が現れ、村人たちを驚かせたことがあった。それは大きな火の玉で、雨の降る夜に須佐のなかほどに出現しては四方に散らばり、またひとつにまとまって消えていったという。不思議に思った村人たちがその出現する場所を掘り返してみると、古い太刀やよろい、かぶとなどが土の中から出てきたため、これらを手厚く祀ることにした。すると、それ以来この怪火は姿を見せなくなったという。この怪火の正体は、慶長のむかし九鬼嘉隆がこの地に攻め入った際に命を落とした武士や村人たちの魂が、迷い出たものであろうと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1980年の『みなみ』に掲載された「怪火 静弥太郎」(編集部)に記録がある。
- 地域
- 愛知県南知多町
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ