かげぜん
陰膳
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 出征者のためにカゲ膳を供え、蓋が汗をかけば無事、かかなければ死んだしるしとされた風習。
- 細部
- 津和野の日原地区に伝わる食にまつわる習わしで、兵役で家を離れた者がいる家庭では、毎回の食事のたびにその人の分の膳、いわゆるツケ初メ(陰膳)を用意したという。この膳には蓋をしておき、蓋の内側に水滴がつけば本人が息災に過ごしている証、逆に水滴がつかなければ既に亡くなっている知らせだと信じられていた。また、家でこの陰膳を続けて供えると、遠く離れた本人の腹も満たされて太るのだとも言われていた。
- 広まり方
- 民間伝承1942年掲載の「石見国日原村の食物」に、大庭良美が採集した日原村の食にまつわる習俗の一つとして記されている。
- 地域
- 島根県津和野町
- 年代
- 昭和時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ