かげぜん
陰膳
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 旅に出た家族のために陰膳を供えると空腹にならず、年とりの晩には必ず据えるものとされた。
- 細部
- 檜枝岐村には、家族が旅に出ているあいだ、留守宅で陰膳を据える習わしがある。旅先にいる本人の分の膳を家に用意しておくことで、その人が旅先で腹をすかせずに済むと信じられていた。ふだんの外出であれば陰膳を欠かすこともあったが、大晦日にあたる年とりの晩だけは、家を離れている家族のために必ず陰膳を据えるものとされていたという。離れた場所にいる家族の無事を、食事という日々の営みを通じて願う習わしである。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史』第23巻民俗1所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「会津檜枝岐村民俗誌」の呪術の項に記されている。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ