かがみてんじん
鏡天神
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 多賀谷家に伝わる天神の掛軸は開くと火事の祟りがあるとされ、以後は代わりの天神像を掛けている。
- 細部
- 江戸時代のころ、多賀谷家の当主が居城のあった霧山に登り、家に伝わる天神の画像を掛軸から取り出そうとしたところ、ちょうど山の下にある居館から火の手が上がった。掛軸を開いた祟りではないかと慌てて戻ってみると、実際には火事など起きていなかった。あらためて掛軸を巻き戻す途中、紅葉の葉が一枚はらりと落ちてきたことから、この掛軸は「木の葉天神」と呼ばれるようになり、それ以来一切開かれていない。代わりに秋田藩の絵師が描いた「前天神」という別の天神像を、その前に掛けて祀っている。
- 広まり方
- 1978年の『秋田県史 民俗・工芸編』所収「年中行事:三.正月」に記録がある。
- 地域
- 秋田県能代市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ