かえるいし
かえる石
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 大阪城のかえる石に腰かけると恍惚となり屋形と手招く女中の幻を見て投身する者が絶えず、淀君の怨霊などの説が伝わるという話。
- 細部
- 大阪城内にある、かえる石と呼ばれる石にまつわる話である。この石の近くまで来ると、なぜか一休みしたくなる気分に誘われるといい、実際にこの石に腰を下ろした者は恍惚とした心地になり、やがて目の前に立派な屋形の幻が浮かび上がって、そこに現れた女中が手招きをする様子が見えるのだという。この幻に誘われるようにして身を投げてしまう者が後を絶たなかったと伝えられている。この怪異の由来については諸説があり、淀君の怨霊によるものとする説のほか、城の人柱に立てられた大工の棟梁とその女房にまつわる伝説、あるいは城の普請にあたった棟梁がだまし討ちに遭ったことに由来するという説などが語られている。
- 広まり方
- 1920年の『郷土趣味』所収、後藤美心「雑纂 大阪城のかへる石に就て」に記録がある。
- 地域
- 大阪府大阪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ